英語が話せてよかったと思うこと、たくさんあります。
今年の5月に、アメリカのアリゾナ州、アメリカインディアンの地 ホピに行って、ネイティブアメリカンの人たちに会ってきました。
今まではUSでもヨーロッパでも都会にしか行ったことがなかったのでああいう本当に昔ながらの生活をしている姿を見るのは初めてでした。
そのネイティブアメリカンの人たちに案内してもらったのですが、一緒に歩きながらいろいろなことを話しました。
平和の民ホピとして知られているが、最近では犯罪も多く、だんだん人のモラルが下がってきていること、人とのつきあい方、得た技術を子供や甥に伝えていくことの重要さなど。。。非常に興味深いお話でした。
一緒に参加していた日本人の方たちも「私も英語ができたら・・・」としきりに仰っていました。
英語ができることのひとつのメリットは、違う国の人たちとのコミュニケーションから考え方や文化の違いを学べることだと思います。
たまに、日本語が世界共通語だったらこんなに苦労しなくてすむのに、と思ったりしますが^^; こんなに小さくて島国である日本の日本語が共通語になるはずもなく、私達はがんばって英語を学ばなければならないわけですね ^^;
2008年10月22日水曜日
よかったこと
英語が話せるようになりたい方へ
結局、私が言いたいのは、日本に住んでいながらナチュラルな英語が話せるようになるためには、
* 発音を学ぶ
* 海外ドラマもしくは映画でインプットとアウトプット学習を行う
これに尽きるんではないかと思います。
どちらが欠けても効果が薄くなると思います。
たとえば発音を学ばない場合、ドラマの英語字幕だけでもナチュラルな英語は学べますが、リスニングがついてきません。(理由は前の日記でも書いたように、理解できない音を無意識に飛ばして聞いているからです)
また口が回らないので音読の際につらい、どう読んでいいかわからない。
ドラマや映画ではなく、「~表現1000」のような本に頼って勉強する場合、「英語感覚」が養われません。ドラマを見ていると、状況によって、ここでこういう言い方をするのか、など状況から察する言葉の選び方がわかってきます。英語を話すということは日本語をトランスレートするのではなくて、その状況に合った英語を選ぶということです。留学すると、この辺の感覚が磨かれるわけですね。(話せるようになるかどうかは別ですが^^;)
どんな言い回しが一番合っているかを選ぶには、大量の語彙から(難しい単語を覚えるという意味ではありません)選ぶ必要があります。本で勉強していたのでは1年で良くて10冊ほどしかできないでしょう。
ドラマならば1時間で数百の言い回しがあり、一般的なものは何度も出てきますので自然に覚えます。
私がダイアログ教材にこだわっているのは、口語英語であることとダイアログにすることで 状況をつくり、その中で英語を覚えてもらいたいためです。
とは言え、DVDは誰でもできる練習ですが 発音に関しては教えるところがまだまだ少なく、独学が難しいところでもあります。自分で録音して比べてみる、少なくとも音読の際はなるべく聞こえたとおりにマネするなど できることをやりましょう。
みなさんがいつか自由にネイティブとお話できるよう、その手助けをしたいと思っています。
がんばりましょう!
インプット学習とアウトプット学習
英語を学ぶに2つの方向から勉強しなければなりません。
1つはインプット学習、もうひとつはアウトプット学習です。
インプットとは、文字通り知識を蓄える学習です。これは中学のころからさんざんしてきましたね^^;
しかしネイティブが話しているリアルな日常会話のインプットがほとんどないのが日本人の現状です。(テキストには載ってないので知らないのも無理はないのですが・・・)
海外ドラマを英語字幕で見て、単語はわかるのに 文章全体でどういう意味なのかわからないことってありませんか?
* come over
* get along
* give in
* work out etc...
海外ドラマから、このような日常英語の言い回しをたくさん覚えましょう。インプット学習をするときは、英語字幕で見て ノートなどにわからなかった文章を書き出してひたすら辞書で調べます。
たとえばgive in などは、giveで探してその後「成句」などを選択すると出てきます。
辞書で単語を調べると、簡単な単語ほどいろいろな意味が書いてあると思います。とりあえずは、その場面にあった訳を探して、その意味で覚えるようにします。
同じ海外ドラマで学習する場合でもアウトプット学習の場合は1文聞いて→言う→聞いて→言う と話すことに集中します。こちらの場合はなるべくセリフが短いものから始めるのが良いです。
これまで書いたように、私たち日本人は圧倒的にアウトプットが少ないので、まずはアウトプット学習を継続すること、それから少しずつネイティブ英語のインプットも増やしていくことです。
2008年10月14日火曜日
発音一日レッスンのお知らせ
発音の1日集中レッスンを行います。
発音を学びたいが どのように取り組んだらよいかわからない、自分ではできているかどうかわからない方などぜひお越し下さい。
母音の微妙な違いや子音のきれいな発音の仕方を1日かけて1から学びます。またレッスンの最後には、学んだ発音をどのように通常の会話文に応用していくのかを行います。単に単語の発音を良くするだけでなく、文章をネイティブらしく話すことが目的です。
英語には母音が16もありますが、私達日本人はそれを無意識に5つの母音に置き換えてしまっており、理解できない音は飛ばして聞いています。発音を練習して英語本来の音を理解することによって、いままで聞き飛ばしていた音を認識できるようになり、リスニングが上達します。
内容:
- すべての母音(16)
- i:とI
- aeとe
- cupとcopの違いなど
- すべての子音(24)
- 特殊なL
- LとR
- FとV
- th音
- あいまい母音
- リンキング、音の変化
- 音の弱化、脱落
- 日常会話文への応用
etc...
日時:11月22日(土)10:00~15:00
10:00-12:00 基本の音(母音および子音)
12:00-13:00 昼休み
13:00-15:00 リンキング、音の変化・脱落、日常会話文への応用
募集人数:4名
料金:12,000円
場所 :東京都中央区銀座2丁目12-3ライトビル5F
主催 :アメリカンイングリッシュオンライン
http://www.americanenglish.jp
講師 :田内佐智子
持ち物:辞書、お水
参加をご希望される方は、info@amrricanenglish.jpまでメールにてご連絡下さい。
(@を半角に置き換えてください)みなさまのご参加をお待ちしております。
口語英語
勢いがついているところで口語英語について。
口語英語って、
* how are you doing?
* Give me a call when you get there.
など、活字で見るとすごーく簡単なんですよね。
だからみんな軽視してしまうんです。なんとなく勉強したっていう感じがしないのかもしれません。
でも こういう簡単な英語が出てこないということは、結局できていないということなんですよね。
受験などの影響もあって、単語をたくさん覚えることが英語上達の近道だと思ってしまったり、難しい言い回しをたくさん覚えることだと思ってしまったり。。。
その前にやることがあると思います。
たくさん口語英語を読みましょう!
映画のスクリプトを本にしたスクリーンプレイなどで、セリフのリズムを崩さないようにしながらゆっくりでもいいので音読するのがいいと思います。
英語が話せるようになりたいならば、話した時間=勉強した時間です。
口に出さない勉強は 口に出した勉強の5分の1以下の勉強時間だと思いましょう。さて、みなさんはいままでどれだけ英語を勉強しましたか?
(私も人のことは言えませんが)
がんばって毎日5分でも10分でも「英語を話す」練習をしましょう!
2008年10月12日日曜日
何のための英語?
みなさんは英語は何のために勉強されているのでしょうか。
いろいろいらっしゃると思いますが、ほとんどは「話すため、人とコミュニケーションをとるため」ではないでしょうか。
中には仕事で大量の英文メールを書かなくてはならないとか、時事英語を読まなくてはならないという人もいるかと思いますが、大半は話したいという目的だと思います。
日本語でもそうですが、話し言葉と書き言葉って違いますよね。
メールの内容が、本当に日常話しているのと同じ口調だったらおかしいですよね。
そんなわけで、まず私たちが学ぶべきは、「口語英語」なのです。私たちが英語の勉強に割ける時間は限られているのに、どうして口語文でない難しい表現をがんばって覚えようとするのでしょう。
英会話学校に行っている人たちは、自分の習っているものは口語英語だと思っている方も多いと思いますが、市販のテキストは「テキスト英語」であってリアルさに欠けると思っています。
テキストってネガティブな表現がほとんどないんですよね。内容もあたりさわりがないというか・・・
言語を覚えるときに、感情は大事だと思います。なので、私の作っているダイアログは、ちょっとした事件があったり意外な展開をいれて、感情に多少起伏が入るよう工夫してあります。
日本人も英語でけんかくらいできるようになりたいですね。
発音セミナーでした
昨日は銀座で発音セミナーでした。
午前中は雨が降っていてみなさんいらっしゃるかどうか不安でしたが午後は晴れたので良かったです。
自分もそうでしたが、英語を話せるようになりたいと思っていても、どう勉強(学習)したらいいのかみなさん試行錯誤されているんだなあ、と思いました。
今日のセミナーで「本当の英語」がどんなものが少しでもわかっていただけたらなあと思います。
本当の英語(ネイティブが日常的に話している英語)って、すごく簡単なのです。中学3年生レベルの会話がほとんどです。
でも、それをその状況でぱっと言えるかどうか、そこが違うわけですね。
そして「ぱっと言える」というのは言い換えてみればその英語のニュアンスや使われるべき状況を理解しているということになります。そうでなければ 一旦日本語で考えたものを英語に直して・・・という 日本人独特のヘンな英語になってしまいます。
また、本当の英語を知るには、スペルにまどわされないこと。
英語はスペルで書いてある通りには読みません。(少なくとも日本人からはそう見えるというだけですが)
発音とリズムをきちんとやれば、必ずリスニングがあがり、英語を英語の音のまま認識することができるようになります。
そうして初めてスピーキングも無理なく上達していくようになるのです。



